同じ墓石工事で値段が3倍!?
「あっ!この牛乳さっきのスーパーで208円で買ったのに~」
いくら同じ牛乳でも目の前で売られている値段が178円で、30円の差くらいでしたら夜も寝られないってことまでにはなりません。
ところが、お墓に関する費用は桁が2つ3つは違ってきます。
同じ工事で方や9万円、もう一方は27万円だったら・・・・・・
指定業者しか工事ができないと、費用が割高になることも!?
最近の消費者の傾向として、買い物をするとき、安ければ安いほど良いといった風潮が見られます。
ですがお墓を買う場合では、日用品などと同じような発想で、価格だけを重視すると大変危険です。
右のお墓の値段・価格から順にページを読まれた方はお分かりかと思いますが、お墓の工事や墓石の本体の価格を安くしようと思えば、それなりに安くできます。
ですが、その値段なりの工事と石といったことになりかねません。
ですから、手当たりしだいに電話などで、石材店に値段だけ聞くといったことは、やめておいた方がいいです。
そういった人を狙って安い価格で契約させ、きっちり手抜き工事をする業者もいますので・・・
価格だけでなく良い石材店を探そうと思っている人は、【お墓づくりを成功させる7つのポイント】を参考にしてみてください。
自分で石材業者を探して良い石材店とめぐり合えれば、一番良いのですが、お墓を親から承継する人もこれから増えてくるでしょう。
お墓を承継することには、建立後の年数も経っていることが多いので、墓石を修理したり建てなおすことも珍しくありません。
そうした場合に、問題となってくるのが「指定業者」という規則や制度です。
指定業者というのは、その霊園内で寡占(独占)のようなとなりますので、何をするにしても費用が割高になりやすいとされています。
こういった「指定業者」というのは一般的にはありえませんが、お墓を取り巻く世界には、そのような寡占状態が存在してしまいます。
指定業者には2つのケースがあります。
民間霊園の指定業者
1つ目は民間霊園で、その霊園を開発した業者が、他の石材店が入れないように法外な工事手数料を、その霊園に入る業者に払わせます。
もちろん、その工事手数料はお客が払う墓石代金に上乗せされます。
ですから、その霊園でお墓を建てようと思ったり、戒名などの文字を彫るなど、お墓を維持していくのには公営墓地に比べて割高な代金を払い続けることになります。
寺院霊園(寺院墓地)の指定業者
2つ目は寺院霊園(寺院墓地)で、寺の僧侶に便宜を図ることで独占的に1つの石材店が工事を請け負います。こちらも民間霊園と同様で割高な費用がお墓にかかることが多いです。
私が見た中で一番ひどい例は、200万円あればできるお墓を1千万円以上のお金を出して買ったという話です。
ひどい業者になると、お墓を買う人の資産状況を調べどれくらいまでなら出せるか?というところまで調べ、墓相などを悪用して言葉巧みにお墓を売りつけます。
更に悪い噂が立ちそうになる数年に一度は社名を変え責任逃れをしています。
また、お墓を買う時だけでなく、リフォームの時も9万円でできる工事が27万円もしたという話もあります。
指定石材店などがある墓地で、お墓を建てようと思ったり、お墓を承継した場合はこのようなことがあるかもしれないので注意が必要です。