《お墓》の購入価格が調査開始以降で最低

全国優良石材店の会」が行った【2012年お墓購入者アンケート調査】によると、墓石の購入価格の平均が、調査開始以降で最低となる162万円になったそうです。

この調査は、「全国優良石材店の会」に加盟する石材店で、実際にお墓を購入した人を対象に実施しており、3000件以上の回答から得られた数字です。

このお墓購入の平均価格は、多少上下しながらも、基本的に右肩下がりに推移しています。

こうした価格下落の原因としては

  • 洋型墓石の増加
  • 取得する墓地面積の縮小化
  • 比較的にリーズナブルな石種の使用
  • お墓に対する意識の変化
  • 石材業界内での価格競争

といった理由が挙げられます。

洋型の墓石は、よく見られる和型の石碑に比べ、使用する石の量が少ない為、価格が安いとされています。

また、洋型の墓石は、いわゆる公園墓地などにマッチしやすく、地震による倒壊のリスクが低いこともあり、洋型の墓石を建立する人が増えてきていると考えられます。

また、新たに取得する墓地面積も年々低下傾向にあります。

20年ほど前では3~6平米が当たり前だった公営墓地も、近年の募集状況では1~3平米が標準的になりつつあります。

当然、墓地面積が小さければ小さいほど、そこに建つ墓石は小さくなる為、お墓を購入する平均価格も低くなります。

墓石の価格推移を予測してみる

同じ調査によると「墓石選びで重視したことは」という質問の回答に対して

1.石の色  2.石の材質  3.価格の手頃さ

が上位の結果になっています。

「耐久性」は6番目という結果からも、見た目と価格重視の傾向がうかがえます。

前々回に「墓石の価格が値上がりの予兆」と書きましたが、石材店などの墓石販売業者の仕入れ価格は上がってきています。

それにも関わらず、購入者の重要視する点や、石材業界内での価格競争なども重なり、お墓の販売価格の低下傾向にあります。

つまり墓石販売業者は、仕入れ価格の上昇と、販売価格の下落という板挟み状態に直面しています。

短期的には、墓石販売業者は我慢の経営が強いられ、今まで通り墓石価格は下落傾向が続くと考えられます。

しかし、中長期的に考えた場合、苦しい経営から業界内の淘汰が進み、平均的な価格は上昇すると思われます。

ただし、お墓や宗教に対する考えが、この先ますます多様化するようになってくると、お墓にお金をかける人と、ほとんどかけない人の差が非常に大きくなり、平均的な価格という数字があまり意味を持たなくなってくることも予想されます。

お墓は地域によって、使用する石や、墓石の形・大きさなどが違ってくるので、平均的な価格に惑わされず、石材店のアドバイスなど生の情報を上手く活用することをお勧めします。



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