墓地を買う際の疑問・質問

ここでは当サイト管理人が、実務経験上寄せられた質問に対する回答を致しております。

お墓の現場では、同じような質問を多く頂くことがあり、多くの人が同じような疑問を持っていると思われます。

私の経験が、ネットで調べている方のお役にたてれば幸いです。

(※実際は、墓地は『買う』のではなく『使用権の購入』の場合がほとんど)

墓地は転売できるのでしょうか?

「墓地を購入する」または「墓地を買う」と、言葉で表現することは一般的ですが、 実際の契約方法は、これとは異なるケースがほとんどです。

多くの場合は、使用権の購入となりますので、借りるという表現の方が正しくなります。

”多くの場合”と書いたのは、私の経験上一件だけ、転売できるケースがあったからです。

ですが、これも使用権の転売となるらしく、場所は奈良県のあるお寺が所有している墓地でした。

これは非常にまれなケースだと考えられ、使用しなくなった墓地は、更地にして返還をすることが多いです。

そしてこの場合、使用権の取得時に支払った「当初使用料(永代使用料)」は返ってこないことが一般的です。

ただし、契約時から年数があまり経っていない場合(使用年数が少ない場合)、一部このお金が戻ってくる霊園もあります。

ですから、使用年数が浅いにもかかわらず返還を希望する時は、その墓地がある霊園を管理している団体に問い合わせてみましょう。

墓地を購入する場合は、ずっと使い続けることを前提にするわけですが、子や孫に代がかわり移転することも考えられますので、契約時に

「どういう状態で返還するのか?更地にしなくてはいけないのか?」

「返還をした場合、最初に支払った使用料は返ってくるのか?」

といったことを、きちんと確認しておくことをお勧めします。

多くの場合、更地にして返還しなくてはならず、またお金は返ってきませんので、墓地の大きさにもよりますが、少なくとも5~20万円程度の墓石の撤去処分費用が必要になります。

このことからも、墓地選びは慎重にしなくてはいけないことがわかります。

私の経験上、お墓の移転(改葬・引っ越し)には、トータルで、新しくお墓を建てるときにかかった費用の50~80%がかかることがほとんどです。

これは、墓地が転売できないだけでなく、

1.返還する墓地に建っている墓石の解体や、整理・処分費用
2.新しい墓地の取得費
3.新しい墓地の外柵などの設置、基礎工事、運搬作業費

などの費用が嵩むからです。

また、僧侶へのお布施や、改葬の手続きなどに費用や時間がかかることも念頭に置いておかなくてはいけません。

墓地を返還する際に、費用がかさむ具体的なケースとしては

  • 返還時に更地にすることが義務付けられている場合
  • 使用墓地面積が大きい場合
  • 石塔などが大きく、使用している石の量が多い場合
  • クレーン車などで直接作業にあたれない立地の場合

などが考えられます。

考え方としては、立派なお墓や、建てるときにお金がかかったお墓は、撤去処分する際も、それに比例した費用がかかるということになります。

また、車が通れる道や、駐車場からの距離が遠いという点で立地が悪い場合も、作業手間が多くかかる為、その分人件費がかかることになります。

反対に、墓地の使用面積が小さかったり、そこに建っている石碑が小さかったり、クレーン車などの作業者がお墓に横付けできるケースでは、費用が安くなってきます。


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