お墓の値段・価格
お墓を建てるには、それなりに費用がかかります。
墓石を建てる費用以外にも、墓地使用権料(永代使用料)・お布施・管理費等を考えなくてはいけません。
その中でも、墓石の価格が非常にわかりにくいです。
インターネットで調べてみても、具体的に価格を明示している石材店は非常に少ないです。
なぜなのでしょう?
- 地域ごとにお墓の形が異なるから
- 墓地の面積が墓苑・霊園ごとに異なるから
- 使う石によっても値段が大きく違ってくるから
- 工事手法が地域や石材店で違うことが多いから
- 価格競争にならないようにしているから
といった理由が考えられます。
地域や墓園によって価格に差が大きく出ますので、全国に展開している大手の石材業者でも価格等には触れにくいようです。
ですから、石材店にお墓の価格を聞くときは、価格だけを聞くのではなく、「墓園名」・「墓地の広さ」・「使用したい石」は最低限伝える必要があります。
墓石の価格の変動する要素を簡単に示すと、下の図のようになります。
ただ、石の価格に関しては国産の中でも数倍の差がある場合もありますし、同じ種類の石でも等級によって値段が変わります。
一般的に石の使用量(大きさ)が 大きくなるにつれて価格も上がります。
その他には、墓地の立地条件・付属品・細部の加工費などでも変わってくることがあります。
適正なお墓の相場を知るポイント!
1.相見積もりを取る
地域のお墓の相場を知る為にも、できれば3社程度から見積もりをとるようにしましょう。
その石材店のお勧めの石も聞いて、カラー図面なども作ってもらいましょう!
2.施工現場を見せてくれる石材店を探す
営業マンの口から「万全の施工をします!」と言われても、その営業マンは実際には施工をしません。
周りの石材店に比べてお墓を非常に安く売る石材店は、安い下請費でお墓を建てる下請け施工業者に頼んでいることが多いです。
施工現場は必ず見るようにしましょう。
3.石の色・産地などの希望を伝える
墓石に使える石の種類は国産・外国産あわせて150種類以上あると言われています。
外国産の中でも中国産、インド産、アフリカ産などありますが、どこの国の石でも良い石もあれば悪い石もあります。
予算に合わせて色味や産地などから石を選びましょう。
4.信頼できる石材店を探す
いくら本やインターネット等で調べても、石の等級や施工の細かいところまではわかりません。
手抜き工事などは、このような一般の人が分かりにくいところで起こります。
ですから、最後は依頼する石材店を信用してお願いするしかありません。
業者を選ぶ基準としては。
- 一級石材施工技能士・お墓ディレクターなどの有資格者がいる石材店
- 保証書の発行などアフターケアをしてくれる石材店
- 工事にあたって丁寧な見積書と図面を提出してくれる石材店
- 地元で長年実績を残している石材店
などが条件に挙げられます。